フォークランド諸島とサウスジョージア島、南極半島の広範囲を徹底的に巡る本格的な探検旅行です。
多種多様な野生動物や大自然が織り成すダイナミックな地形と美しい氷の世界を思う存分お楽しみいただけます。
・フォークランド諸島では英国風の町並みのポート・スタンレーも訪れます。
・サウスジョージア島では、4種類のペンギンやおよそ30種類もの海鳥を観察します。
・偉大な探検家アーネスト・シャクルトンが眠るサウスジョージア島で彼の足跡を訪ねます。
・南極の知識を豊かにする「野生動物」や「探検の歴史」、「南極の自然」などのレクチャーを予定しています。
■1日目 アルゼンチンのウシュアイア到着
旅の始まりはアルゼンチンのウシュアイアになります。この南米大陸最南端の賑やかな港町はパタゴニア地方や南極への旅の玄関口として、また交通の要所として栄えています。出港前日は、多くのお店や博物館、カフェなどが軒を連ねるウシュアイアの町の散策などでお過ごしください。
■2日目 乗船/ウシュアイア出港
夕刻、ウシュアイアを出港します。この先に待ちうける非日常の世界に否が応にも期待と興奮は高まることと思います。
■3日目 南大西洋航海
上陸観光やゾディアック・クルージング、アドベンチャー・オプションなどのガイダンスが行われます。図書室で南極関連の資料をご閲覧頂いたり、バーカウンターやデッキでおしゃべりを楽しんで頂いたり、思い思いにくつろいでお過ごしください。
■4〜5日目 フォークランド諸島
フォークランド諸島の東フォークランド島と西フォークランド島を訪れます。この2つの大きな島には、イワトビペンギン、ゼンツーペンギン、マゼランペンギンなど多くの営巣地があります。また、ここでは亜南極のみで繁殖するキングペンギンも見ることができるかもしれません。海鳥ではマユグロアホウドリやフォークランドミソサザイ、フォークランドフナガモなど多様な野生動物が生息しており、上陸観光やゾディアック・クルージングで見学を予定しています。
ポート・スタンレーには、教会や博物館、イングリッシュパブなどが点在し、町並みはイギリス風で「辺境の町」といった魅力があります。
■6〜7日目 南大西洋航海
南に向かって航路を進めます。船は生物学的に南極地域に入ったことを示す南極収束線を越えて航行します。この海域は、寒冷な南極海流と大西洋や太平洋からくる温暖なインド海流がぶつかるため非常に肥沃で、世界中の海、最もクジラやアザラシの観察に適しています。
■8〜11日目 サウスジョージア島
南極地域の中でもサウスジョージア島には多種多様の野生動物が生息し「南極のガラパゴス」と呼ばれています。海岸線は10万羽にもおよぶキングペンギンの一大繁殖地になっています。また、ミナミゾウアザラシやナンキョクオットセイも数多く生息しています。
サウスジョージア島は、長い間、南極探検や入植の要衝の島でした。当時の開拓者たちは、クジラやゾウアザラシ猟で生計を立てていました。一度は絶滅しかけたこれらの動物たちも今は、昔の個体数に戻りつつあります。グリトヴィケンの集落には、南極探検中に非業の死を遂げた探検家アーネスト・シャクルトンの墓地があります。現在、ここには、かつての捕鯨基地や博物館、土産物屋、教会、研究所があり、20名ほどの住民と科学者、助手たちが暮らしています。ここでは、捕鯨基地や入植の前線基地跡などを見学する予定です。
■12〜13日目 南極海航海
キングペンギンに別れを告げ、南極大陸を目指します。条件が整えばこの行程でサウス・オークニー諸島を訪れることもあります。
■14〜17日目 サウスシェトランド島・南極半島
南極大陸がだんだんと目前に迫ってきます。南極旅行に参加された客様は壮大で神秘的な大自然を目の当りにした時、畏怖の念を抱かれることが少なくないようです。なんといってもその大部分は太古から人間の手に触れられておらず、独特の空気と時間が流れています。その完璧ともいえるような静けさや、言葉にできない寂寥をご体感ください。氷河が海にくずれ落ちる音や、ペンギンがよちよちと足元を歩いてくる音にハッとされることと思います。
エクスペディション・チームの安全管理と案内のもとで氷上を歩き、ペンギンたちに交じりながら観測基地を訪れます。アゴヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、アデリーペンギン、ナンキョクオットセイ、ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、ミンククジラなど…挙げられるだけでもこれだけの多くの野生動物たちを上陸観光やゾディアック・クルージングで観察いただけます。
同様にアドベンチャー・オプションの「カヤック体験」で入り組んだ地形を探索することもできます。その他にも「ポーラー・プランジ」と呼ばれる「南極海飛び込み大会」では装具をつけて南極の水の中を泳ぐこともできます。笑いあふれる参加型イベントです。
■18〜19日目 ドレーク海峡横断
二週間以上の野生動物探索を終え、ドレーク海峡を横断し再びウシュアイアへ戻ります。
■20日目 ウシュアイア入港/下船
午前、ウシュアイア入港。下船後、クォーク社のスタッフが空港までお送りいたします。 |